2023年度M2より


卒業と修了

集合写真
2024年3月22日、びわこくさつキャンパスで卒業式・修了式が執り行われました。
本年度は学士4名、修士5名が本学、本研究室から巣立ちます。

本研究恒例の防災での打ち上げが今年も催され、
先生から卒業生それぞれにその人を表現する漢字と楽曲が贈られました。

この記事では、(M2だけですが)それらを紹介するとともに、
M2一同から遺言を残します。

裏山 昂平

漢字:「無」

理由:先輩方の方針とは違う、これまでに無かった新たな方向性の研究をしたことから。

楽曲:新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」

理由:新しい方向にはみだしていった研究姿勢、またその在り方を続けてほしい思いから。

小川からの一言

同期の中で一番人間みというか三大欲求に溢れているのが貴方だと思います。
趣味が共有できるのもあって、楽しい時間を過ごすことができました。

コメント

先生へ
創造力という定義しずらいモノを測定するという研究だったので、議論が白熱した思い出があります。
その中で先生は、私の提案を時に受け入れ、時に真っ向から反対してより良いアイデアを生み出してくださいました。
この経験は今後も私の中で生きていくと思います。
学部、修士と長い間お世話になりました。ありがとうございました。

後輩へ
部活経験が無い僕にとって、君たちは初めての後輩でした。
接し方がわからず、頑張って話しかけてみたり、黙ってみたり…付き合いづらい先輩だったかもしれません。
それでも君たちは僕の話を笑顔で聞いてくれました。とても感謝しています。
研究はとても大変です。独りではとてもできないと思います。
そんな時は周りを見渡してみてください。共に苦しんでくれるメンバーがいます。
一緒になら乗り越えられると思います!

片岡 凜太郎

漢字:「義」

理由:研究成果を残しきった義理堅い姿勢から。

楽曲:葉加瀬太郎「情熱大陸」

理由:泥臭い作業の多い研究テーマに対し、根気強く情熱を注いだ姿勢から。

小川からの一言

同期の中で一番信頼しています。
何か(主に事務処理系で)困ったらとりあえず貴方に相談するようにしていました。
他の同期はテキトーこきやがる中で、貴方だけは応えてくれました。

これからも頼れる漢として磨きをかけていってください。

コメント

研究室のみんなとは友達のように接することができて嬉しかったです。

本当に楽しい研究室でした!
ありがとうございました!

DE研ゲーム部の火を絶やさないでください!!

松野 光喜

漢字:「舞」

理由:自分の基準で行動、挑戦することから。

楽曲:HoneyWorks「可愛くてごめん」

理由:同上。”私が私のことを愛して何が悪いの?”

小川からの一言

私が「考える人」であるなら、貴方は「考えた人」なのかなと。
私がまだ答えを持っていない多くのことに対してすでに自分の価値観に基づく答えを持っており、
それらが矛盾なく「松野光喜らしさ」として成立している。
そういうところ、尊敬しています。

コメント

先生へ
M2の中での一番のわがままを受け入れて、自由に過ごすことを許していただきありがとうございました。
やりたいことばっかり、だけどそれを研究にできて本当に楽しかったです。本当に感謝しています。
お世話になりました!
これからもGenZ極めて行きたいと思います(笑)

後輩へ
やりたいと思ったこと考えたこと全部口にして、周りの人に伝えて、行動してみよう。
何をするか、何ができるかの大部分は他人に依存するものではなく、自分の意思で決められるものです。
って言っても自分の人生もまだまだこれからです。
困ったことあればいつでも相談乗ります。一緒に頑張ろう♡

吉田 慎二朗

漢字:「雲」

理由:一見ふわふわしているが、中身はしっかりしていることから。

楽曲:Pharrell Williams「Happy」

理由:幸せそうに生きていることから。また周りも幸せに巻き込んでいくことから。

小川からの一言

人の先頭に立ちたい私と、人の中心に座す貴方。
価値観や行動基準が正反対の貴方に、私にはできない発想や思い至らない観点を多く見せてもらいました。

「慎二朗ならどうするだろう」という思考回路を作れたことにすごく大きな価値を感じています。

コメント

旧M1へ
いつから仲良くなったか忘れましたが、気付いたら大学以外で遊ぶことが多くなって僕には欠かせない存在でした。
君たちがいなければ研究室の楽しさが激減していたと思います。
本当に遊んでくれてありがとう!

旧B4へ
関わった時間が短いのもあって、親しくなった人、なれなかった人もいますが出来れば全員のことがもっと知りたかったです。
親しくしてくれた人は2年も学年は外れているのに誘いに快く応じてくれてありがとう!

旧B3へ
島根のときは距離の詰め方にびっくりしましたが、それがB3なりに仲良くなろうとしてくれてる表れだと思いました。
研究室が楽しいと研究活動も楽しいものになるのでこれからも先輩達と仲良くしていってください!

島川先生へ
先生には研究成果的なところで問題児な僕らを面倒見良く、ご指導していただき本当にありがとうございました。
最初はゼミがしんどかったですが後半は先生とゼミで議論をするのが楽しかったです。
朽木や北海道、ベトナムで語り合った時間は一生の思い出です。
長い間本当にお世話になりました。

研究室のみんなへ
僕の研究室生活の中でこのメンバーがいちばん楽しかったです!
また機会があれば遊びに行きましょう!ではまた逢う日まで!

小川 貴史

漢字:「角」

理由:できることとできないことがはっきりしており、能力のレーダーチャートが尖っていることから。
また、将棋の角のように真っ直ぐではなく斜めに、自分の突き進める方向に進むことから。

楽曲:King Gnu「Stardom」

理由:研究が”あと一歩”だったことから。

コメント

まず、

2年前、
路頭に迷いかけてた私を受け入れてくれた先生と、
そしてそんな私を温かく向かい入れてくれた同期の皆に改めて感謝を。
本当にありがとうございました。

コロナ禍もあってほとんど人と関わらない研究生活だった学部時代、
それと比べると想像もできないくらい人と関わり、そして多くの失敗を経験した2年間になりました。

先生や研究室の学生はもちろん、
秘書さん、連携企業の皆さん、フンさんとラムちゃん、社会人講座の受講生の皆さん、などなど。
多くの人に助けられました。

迷惑をかけ、恥をかき、自分の限界を知ることができました。
学生としてだけでなく、一個の人間として成長させてもらいました。

今の私があるのは、皆さんのおかげです。
海よりも深く、山よりも高く、ありがとうという言葉ではとても言い表せないくらいの、感謝を。

…さて、

私はこの2年間、考える力、より正確には論理構築能力を身に着けようと動いてきました。
「考える」ことの本質は結論を出すことにあり、結論を出す営みこそが「考える」ということであるというのが私の持論です。
そして、結論を出す営みとは、正しく論理を組み立てるということ。
しかしながら、たかだか20代前半の私たちにとって正しく論理を構築することは非常に難しいことです。
それは論文原稿の添削結果が修正の赤ペンだらけになることが証明しています。
なので、
自分が組み立てた論理をゼミや輪講の場で先生に投げかけ、
この組み立て方が正しいかどうかで報酬OR罰則を手に入れる、人力強化学習を試みることにしました。

(機会があれば発言するスタンスでいたので、
例えば「輪講が終わろうとしていたのに延長させる」「後輩のゼミ発表に口を出す」みたいな
クソウザいノンデリムーブをかましまくりました。ここに懺悔します。)

後輩諸氏に言えることは、島川博光教授は話せる人だということです。
考えてきたことを熱量を込めてぶつければ、その熱量に応えてくれます。
考えて、しかし途中で行き詰ったときも、その現状をさらけ出せば一緒に考えてくれます。
研究をするのに、我々の脳内CPUより先生CPUの方が優れているのは明らかです。
研究以外のことでも、我々の約3倍生きている人ですから、その分視座は高い。
ということで、大学教授使えるリソースは使っていきましょう。
少しずつ、先生との議論、延いては研究室での日々が楽しくなると思います。

なお、
考えることに執着して手を動かさないと私のように1月に大変な思いをします。気をつけてください。

あとはまあ、
無理せず体を大事に、サボるときはサボり、頑張るときは頑張って、
卒業してくれい。

おわりに

出会いと別れ。
世代の変わり目。
世界の中で、離れては繋がる人の縁。
地元を出て仕事へ向かう新生活。

分かつ袂、新天地で、
学んだことを活かして、
粉骨砕身不惜身命、頑張ります。

では。